同業者の方からの質問

ちょっと前の話になりますが、同業の方からある質問をいただきました。
その方は個人で塾を始めたばかり(3年以内)の方です。
当塾のTwitterをご覧になりDMをくださいました。
 
Twitterを始めて以来、同業者の方、何名かにDMをいただいことはありましたが、
今回のような突っ込んだ内容の質問は初めてでした。
その先生からいただいた質問に対して、私自身いろいろと考えることがありました。
 
その後、やり取りを続け、許可もいただきましたので、
内容の一部、そして私の考え等も付け加えた内容をブログでご紹介させていただきます。
 
・・・
 
その先生はご自身の学習指導方針に大きな自信を持ち、開業後にその方針でやっているものの、
なかなかうまくいかず悩んでいるとのこと。
それで「私がどのように指導に取り組んでいるのか」といった内容のご質問でした。
 

正直驚きました。群馬の小さな市で塾をしている、私にこんな質問を下さるとは・・・。

ご評価いただけたのはありがたいものの、いったい、どうお答えすればよいか。

 

こういうことを同業者に聞くというのは、様々な葛藤があってのことと思いました。

そこで、僭越ながら、私なりの考えをお答えさせていただきました。

 

・・・

 

お話を伺ったところ

その先生は「この本をやれば成績は伸びる」「この映像授業を学ぶことが大事」、

こういった方法論にこだわっているようでした。

 

もちろん成績を伸ばすためには良い参考書・問題集等をしっかりとやることは重要です。

しかし、私が感じたのは方法論に生徒さんを当てはめるのは本末転倒なのではないかということです。

 

というのも、生徒さんは工場で生産する機械や工業製品ではないからです。

つまり、知識や情報をインプットすれば、いつも決まったアウトプットが得られるというものではないのです。

 

私は生徒さんの成長は、工業ではなく農業的なものだと考えています。

つまり「畑をしっかりと耕す」「水や栄養を適切に与える」「日々の手入れ」。

工業的には一見無駄に見えるものも、それが豊かな土壌を作ることにもなります。

 

そしてこれが大事なのですが、「辛抱強く、実るのを待つ」。

 

・・・

 

その先生は「こうすれば成績を上げることができる」という方法論をお持ちのようでした。

ですから、以下、それを前提としてのお話です。

 

・・・

 

その先生には「私が大切にしているのは『生徒さんをよく観察すること』です」とお答えしました。

 

よく観察することで、初めて日々の手入れができますし、適切に水や栄養を与えることができるからです。

具体的な方法論は当然、重要です。しかし画一的に方法論に人を合わせるのでは意味がないと考えています。

 

生徒さんは一人ひとり千差万別です。向き不向きもあります。

確固たる方法論を持ったうえで、生徒さんに合わせて調整する。

そのためには生徒さんをしっかりと観察すること。これが重要だと考えています。

 

言葉にしてしまえば簡単ですが、適切に調整するのは簡単ではありません。

なぜなら、調整というのは量や難易度といったものだけではないからです。

 

正解不正解といった目に見えるものだけではなく、

例えば「どう考えているのか」、「普段の考え方の癖はどうか」など様々なことを把握するように努めます。

 

私は日々頭を振り絞って、でも楽しみながら生徒さんに向き合っています。

 

マニュアル化できたらどんなに楽なことでしょうか。

しかし、そんなことはできるはずはないと思っています。

なぜなら私たちが接しているのは、機械ではなく「人」だからです。

 

古い考え方かもしれません。

熱く語ってしまいましたが、こういう考え方で日々生徒さんと接しています。

 

 

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